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ネットショップ運営

WoocommerceのゲートウェイはやっぱPayPalじゃなくてStripeが○

投稿日:2017年9月11日 更新日:

こんにちは。トロントでWebデベロッパーとして働いているハリーです。

以前Wordpressのプラグイン、WoocommerceのペイメントゲートウェイはとりあえずPayPalがおすすめ的なことを書きましたが、訂正します。

PayPalではなくStripeをおすすめします。使い比べてみて断然こっちがよさそう。

Stripeは知名度はそこそであるものの、契約内容や手続きが極力シンプルに作ってあってユーザーフレンドリー。PayPalにない良さもいっぱいです。

以下の12項目で違いを比べてみました。

PayPal Stripe
画面遷移なしでクレジットカード情報が入力可能 ×
アカウント登録の容易さ ×
利用プランの分かりやすさ ×
UI/UXの使いやすさ
ビットコイン利用可能 ×
APIの使いやすさ
データの移行性 ×
利用料の安さ
SSL証明書の必要性
ネームバリュー ×
入金にかかる時間 ×
カスタマーサービス ×

画面遷移なしでクレジットカード情報が入力できる

これがおそらくStripeの一番のメリットでしょう。

PayPalは支払いの際にPayPalのウェブサイトへいったん移動してからクレジットカード情報などを入力しますが、Stripeを使えば画面遷移することなく支払い画面のみで手続きを完了できます。

自分が顧客の立場で考えてみてください。ショッピングサイトで買い物中、いざ支払いをしようとしたらいきなり別のサイトに飛んでカード情報を入力するように促される…

ちょっと入力するのををためらってしまいますよね。

サクっと買い物したいのに、なんか怪しい感じがする。

北米ではPayPalの知名度は高いので飛んだ先がPayPalだと不信感を抱く人はそれほど多くないかもしれません、それでも何%かの人たちはここで買い物を辞めてしまいます。

これを「カゴ落ち」と言います。

PayPalの知名度が低い日本ではなおさら支払直前に離脱する人がでてきます。

PayPalには月額$35(CAD)支払えば画面遷移せずに払えるようになる「PayPal Payments Pro」というものがありますが、残念ながら日本は未対応。

Stripeを利用すればこの心配は無用です。無料で対応しています。

面倒なビジネスアカウントを作る必要がない

PayPalで支払いを受け取るにはまずPayPalアカウントを作る必要があります。

作れるのはパーソナルアカウント、プレミアアカウント、ビジネスアカウントの3種類。

前者2つは個人向けアカウントなのでネットで販売するにはビジネスアカウントを作る必要がありますが、これが結構面倒。

本人確認として、

運転免許証
パスポート + 補完書類
住民基本台帳カード
健康保険証 + 補完書類
各種年金手帳 + 補完書類
各種福祉手帳 + 補完書類

などのアップロードが必要。

法人情報も、事業者の住所、事業者名、設立日などかなりこまかく入力しなければいけません。

その後書類審査に1~4週間必要です…審査に通れば暗証番号が書留で送られてきます。これでやっとアカウント登録が完了。

アカウントを作るだけでなんと約1ヶ月かかるんです!

それに比べてStripeのアカウント設定は即日で完了します。あまりの簡単さにびっくりしました。

プランが分かりやすい

PayPalの料金体系とかプランって本っっっ当に分かりにくいんですよ。

正直いまだによく分かっていません。

しかも国によって選べたり選べなかったり、料金が違ったり。

ちなみに先ほど紹介した「PayPal Payments Pro」ですが、日本は未対応です。

PayPalを日本のショッピングサイトに導入しようとしたとき、「PayPal Payments Pro」を申込みしようと探しましたが見当たりませんでした。

あらかじめカナダのPayPalのサイトを見ていたのでこのプランが存在することを知っていましたが、日本にないサービスを日本のサイトにわざわざ「ない」とは書かないので、日本では利用できないということを突き止めるのに結構時間がかかりました…。

PayPalはこういうことが多々あります。

Stripeは複雑な料金体系は一切ありません。

利用料はほぼ同じ

PayPal Stripe
基本使用料 無料 無料
取引手数料 30万円以下の国内取引の手数料→3.6%+40円 取引手数料→2.9%+$0.30

PayPalは取引額によって手数料が若干変わりますが、基本的にどちらも利用料はほぼ変わりません。

StripeはSSL証明書(https通信)が必須

PayPalスタンダード、またはエクスプレスチェックアウトを利用する場合はPayPalのサイトに移動してから支払処理を行うのでhttps通信は必要ありませんが、Stripeはページの移動がないのでhttps通信必須です。

よってSSL証明書が必要になります。

ここでお金がかかるのか…と思われるかもしれませんが、例えばエックスサーバーを利用していると「Let’s Encript」というSSL証明書発行サービスを利用できるので無料。

エックスサーバでなくてもOSにログインできるプランを契約している場合(おそらく専用サーバもしくはVPSサーバを利用している場合)は自力でLet’s EncriptのSSL証明書を利用可能。

つまりhttps通信がタダで利用できます。

(Let’s Encriptの証明書の有効期限は3か月なので、3か月毎に自動更新する設定が少しややこしいですが…)

アカウントページのUI/UXの使いやすさ

PayPalも悪くないので慣れればいいんでしょうけど、Stripeは本当にシンプルで最初から使いやすい設計になっています。

操作に迷うことなく直観的に利用できます。

一つ例をあげるとすると、本番環境とテスト環境の切り替え。ワンクリックで切り替えられるので視覚的にどちらのモードで運用されているか一目瞭然!

そしてテストモードに切り替えてwebサイトの支払い画面へ進むと、カード番号入力欄の上部にVISAのテスト用カード番号が表示されます。だからわざわざテスト用カード番号を検索して見つけてこなくてOK。

このように、ユーザーのやりたいことを考えて設計されている感じがすごくします。ユーザーへの親切さは全体的にStripeの方が上。

ビットコイン

Stripeは支払画面でユーザーがクレジットカードかビットコインのどちらでで支払うか選べます。

使う人の割合は少ないかもしれませんけど。

APIの使いやすさ

現在は改善してきているようですが、以前はPayPalのAPIはバグが多く、開発者向けのドキュメントも充実していなくて評判が悪かった。

それに対してもともとStripeのAPIは使いやすくドキュメントも分かりやすい。

Stripeが新しいAPIを公開するとPayPalが同じようなAPIを作り、Stripeがドキュメントを修正するとPayPalが同じようにドキュメントを変える…

というようなことが起こっていて、もはやStripeがPayPalのお手本のような構造になっています。

データの移行性

通常は支払代行業者を他の会社に変更する際、データを引き継ぐのは難しいでしょう。

PayPalは顧客データの移行に一切応じません。そのため例えばメンバー登録した顧客情報を扱うウェブサイトをPayPalで運用していて他の会社に切り替えた場合、顧客は次回ログインする際に再びメンバー登録する必要があります。

何割かのユーザーをここで失いことになるでしょう。

Stripeは他社へのデータの移行が可能。しかも無料。

What if I decide to leave Stripe? Can I export card data?からメールで申込みできます。

ネームバリュー

さんざんStripeを持ち上げたのでPayPalの方が優れているところも紹介します。まずはネームバリュー。

PayPalはここ北米ではとても知名度の高い会社。例えば滅多にネットで買い物をしないお年寄りでも「社名くらいは聞いたことがある」と答えるほど。

自分のアカウントを既に持っているユーザーも割と多いので、支払いは数回ボタンをクリックするだけ。つまり住所やクレジットカードなどもろもろの入力作業を省くことができるというメリットがあります。

対してStripeは本格的な活用が始まってまだまだ数年であるためほぼ無名。

入金にかかる時間

PayPalは最短1営業日、対してStripeは最短で7営業日かかります。

支払をすぐに受け取る必要がある場合はPayPalの方が便利です。

カスタマーサービス

PayPalは電話とメールでのカスタマーサービスが用意されています。

日本で電話のカスタマーサービスを利用したことないんですけど、どうやら日本語ネイティブのスタッフさんはいないようです。

正直、PayPalはカスタマーサービスに関してあまりいい話を聞きません。日本人は日本語ネイティブでないカスタマーサービスを極端に嫌いますからね…

Stripeは電話でのカスタマーサポートはありません。

その代わりメールで質問を送ることができますが、英語しか対応していないので利用できる人が限られそうです。

日本語で問合せができるだけPayPalの方がマシな気がしますが、どっちもどっちですね。

まとめ

というわけで、マーケットシェアを獲得しようとより良いサービスを提供する姿勢の見えるStripeの方が、PayPalよりも優れている点が多いです。

特にPayPalにこだわる理由がないならStripeの方をおすすめします。







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