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英語学習

英検1級一発合格したのでライティングのコツを教えます

投稿日:2018年2月6日 更新日:

帰国してはや1ヶ月経ちました。留学で英語力がどれだけ伸びたか試すために、日本に帰ってすぐに英検1級と準1級を受験しましたが、両方とも一次試験合格でした(二次試験は来月)。

特に点数がよかったのはライティング。準1級にいたっては満点でした。

1級の方は満点とはいきませんでしたが、「構成」においては8点満点でしたので、書き方としてはこのやり方で正しいと思います。(語彙はまぁいいとして、文法が6点なのがまずい…)

カナダのBCITでみっちり練習をしてきたので、英検レベルのエッセイは余裕でした。テーマも分かりやすいですし。

ライティングって自分ではなかなか対策ができない分野ですよね。参考書も少ない。

そこで、どうすればライティングで高得点が出せるか、その方法をシェアしたいと思います。

最後に恥ずかしながら例文を晒していますので、照らし合わせてみてみてください。

5パラグラフエッセイの形式を守ること

まず英語のエッセイは日本語の作文とは違って、ある程度形式が決まっています。

もちろん型にはめることだけが正解ではありません。あえて崩すことで、より面白いエッセイが書けることもあるでしょう。

しかし、基本があっての応用ですし、英検のライティングではそこまでのレベルは求められません。1級でさえも、型どおりの形式で書いて「構成」は満点とれました。小難しいことを考えずに素直に型通りに書いていきます。

求められる形式はざっくり説明すると5パラグラフ。1つめがintroduction、2から4がbody、5つめがconclusionです。

イントロダクション

まずイントロダクションのパラグラフ。

最初の文はhookです。hookとは読者をひきつける文章のこと。

読む人に「お?何々?」と思わせる必要があります。いろいろ技がありますが、一番簡単なのは質問文にすること。

例えば、2017年第3回の準1級のライティングテーマは宇宙だったんですが

Have you ever been to space before?(宇宙に行ったことはありますか?)

などが思いつきます。(ありきたりで、あまりいいhookとは思いませんけど…)とにかく質問文で始めると効果的。

もちろん、読者が本当に宇宙に行ったことがあるかを知りたがっているわけではありません。ちょっとバカバカしいような、びっくりするような一文で興味を引くのが目的です。

イントロダクションの最後の文はmain idea(topic sentence)です。この一文がそのエッセイで言いたいことの全て。エッセイの核です。

例えば

I believe that people will be able to live on another planet in the future.(人々は将来的に他の星に住むようになると思う)

とかですね。

ボディ

次に、topic sentenceに説得力を持たせるために3つのbody、理由を展開していきます。

上の例だと「人々は将来的に他の星に住むようになると思う」理由を3つ上げて、具体例を示します。

例えば、「科学技術が進歩するだろうから」というのが理由の一つ。

具体例としては、例えば

・植物を植えて酸素濃度を増やせば、火星で人間が生活していくのは可能
・スペースシャトルの打ち上げ技術が上がれば、だれでも安全に宇宙に行くことができるようになる

などですね。こういったボディパラグラフを3つ展開します。

結論

最後は結論のパラグラフです。

重要なことは何も情報を足さない、引かないこと。それまで書いたことをまとめるだけです。メインアイデアとボディで示した理由をパラフレーズして繰り返し述べます。

ここでそれまでと違うことを書いてしまうと、整合性がなくなってしまいます。

そして最後に少し話しを膨らませるとエッセイが面白くなります。例えば

・たとえ火星に住むことが技術的に可能でも、もし大好きなラーメンが食べられなくなるなら住みたいとは思わない
・別の星とまではいかなくても、地中や海中にも人が住む可能性だって否定できない

などですね。話しに少し広がりを持たせます。英検のエッセイは基本的にopinion taskといって、賛成/反対などの自分の意見を書かせるものなので、このやり方が効果的。

他にはidea taskというものもあって、cause-effect形式、problem-solution形式などに分類されます。この場合は、問題提起に対して、自分なりの解決策を提案して終わるのが効果的。投げっぱなしにならない感じがします。(英検の出題形式とは離れるので、深くは書かないことにします)

コンプレックス、コンパウンドセンテンスで書くこと

基本的なことですが、知らない人が結構多いです。

主語と動詞が一つずつ出てくるシンプルセンテンスは、効果的に使えば言いたいことを端的に表現できますが、多用すると幼稚に見えます。カナダの大学でもエッセイの先生から「uneducatedな印象を受ける」と口酸っぱく注意されました。

そこで基本的にコンプレックスセンテンス(complex sentence)とコンパウンドセンテンス(compound sentence)を使って文章を作ります。

コンプレックスセンテンス

コンプレックスセンテンスとは接続詞を使って独立節(independent clause)と従属節(dependent clause)を繋げたものです。

Whereas she likes apples, her boyfriend does not.
I study English because I want to go abroad.

などですね。この場合、Whereas、becauseが接続詞で二つの節を繋げています。

ちなみにAlthough, While, Whereasはどれも「けれども」と訳されますが、それぞれ違いが分かりますか?接続詞を正しく使うのがコンパウンドセンテンスを作るポイントです。

コンパウンドセンテンス

コンパウンドセンテンスとはFANBOYSを使って独立節(independent clause)と従属節(dependent clause)を繋げたものです。

FANBOYSとは接続語(for, and, nor, but, or, yet, so)の頭文字をとったもの。

古い表現も含まれているので、具体的にはこの中からand, but, or, soの4つを主に使って文章を繋げます。

She likes apples but her boyfriend does not.
I study English and I want to go abroad.

などですね。

省略系を使わない

アカデミックな文章では’(アポストロフィ)を使って省略しません。例えば、

can’t → cannot
don’t → do not
it’s → it is

とちゃんと分けて書きます。これも基本的なことですけど、なぜか日本の学校の授業ではあまり教えてくれないので、知らない人が少なくありません。

ちなみに気になった人もいると思いますが、can notはcannotとスペースを開けない方が好ましいです。きちんと説明されている記事がたくさんあるので理由はググってください。(これも学校であまり習いませんよね)

転換語を正しく使うこと

様々な転換語を使って文章に流れを作ります。

First, Second, Finalyなどで話の順番を示したり、What’s more, Moreover, In additionなどで膨らませたり。

そうすることで、読者がスムーズに文章を理解することができます。

例を挙げるときりがないのでやめますが、同じ用語を多用すると幼稚になるので、できるだけいろいろな語やフレーズを使います。

たくさん語やフレーズを自分の中にストックして、文章を面白くしていきましょう。

パラフレーズを心がける

英語は同じ言葉を何度も繰り返すと面白みがないとされる言語なので、パラフレーズする必要があります。

パラフレーズの練習はエッセイを書く上で必須です。

例えばtopic sentenceとして

I believe that people will be able to live on another planet in the future.

という文章を書いたとします。結論として再び同じことを書くわけですけど、書き方を少し変えます。具体的には4語以上同じ単語が続かないようにします。

ここで注意するのは、書き方を変えるだけで意味を変えてはいけないということです。何も足さないし、引かない。

I think that in the future, it will be possible for human beings to live not only on Earth but also on another planet.

などどうでしょう?少し長くなりましたが、同じことを言ってますよね。何も意味を足したり引いたりしていません。

例えば、peopleをhuman beingsに変えたり、I believeをI thinkにしたり。

ちなみに3語までは同じ単語が連続してもOKなので、in the futureなどは場所だけ移動してそのまま使ってます。

パラフレーズはとにかく練習が必要なので、たくさん言い換えてコツをつかんでいきます。

(synonymを使ったり態を変えたり、パラフレーズにもいろいろ技があるので、そのうち別の記事に書こうと思います。)

論理的であること

話に矛盾がないこと、straight forwardであることがとても重要です。

行き当たりばったりで書いていると、途中で言いたいことがぶれるので、エッセイを書く前に簡単なoutlineを作ることをおススメします。試験本番でも1、2分あればできます。

具体的にはtopic sentence,3つの理由を先に書きだします(結論はパラフレーズするだけなのでoutlineは必要なし)。あとはそれに沿ってパラグラフを5つ書いていくだけ。

途中で違うことが書きたくなっても、余計なことを書かないで済みます。

細かい失敗を恐れないこと

例えばスペルの間違い、冠詞の使用方法など、細かいことはあまり気にせず書きます。

スペルのミスなんて誰でもあることだし、冠詞の正しい使用法はネイティブでも見解が違ったりするからです。

それよりも大事なのは、英語らしいエッセイが書けているかどうか、説得力があるか(話に矛盾がないか)。

基本さえ押さえていれば満点のエッセイを目指す必要はないです。

ちなみに英検が発表している模範解答は素晴らしすぎてあまりあてにならないので、見てもお手本にはならないと思います。

コロン、セミコロンを使う(上級者向け)

多用すると鬱陶しいですがコロン、セミコロンを使うと文章に変化ができて面白くなります。

コロン

コロンはリストを作るときに使います。

説明してもよく分からないと思うので例文をみてください。メインアイデアのトピックセンテンスで複数の理由をリスト化する時などに使えます。

<コロンを使わない場合>
I believe that developed nations should accept immigration from other countries because of to deal with aging society, to help refugees and to develop their multi-cultural society.

<コロンを使った場合>
There are three reasons why developed nations should accept immigration from other countries: to deal with aging society, to help refugees and to develop their multi-cultural society.

セミコロン

セミコロンはピリオドと同じように文の最後に付けますが、後ろの文との流れを作ることができます。

こちらも例文をみてください。As a resultで始まる2つめの文は1つめの文の流れを受けているので、セミコロンで繋ぐことができます。

<セミコロンを使わない場合>
The more multi-cultural developed nations become, the more complicated their society become. As a result, people will be starting to understand each other deeply and respect other culture.

<セミコロンを使った場合>
The more multi-cultural developed nations become, the more complicated their society become; as a result, people will be starting to understand each other deeply and respect other culture.

英検1級の過去問の練習をさらしてみる

最後に、英検1級受験前に練習で書いたエッセイを晒します。英語があっているかどうかは自信ないのであてにしないで、解説の部分を読んでください。

アウトラインの作成含めて、所要時間は20分弱くらい。

2017年度第2回英検1級 テーマ:Should developed nations encourage immigration from other countries?

—-
<第1パラグラフ:イントロダクション>
Have you ever talked to the people in person who got away from their countries owing to poverty, war or any other difficulties?(ここがhook。質問文にして読者の注意をひきつけます) If you are in Japan, it is kind of hard to imagine that there are a lot of people who cannot live in their own country safely any longer.(接続詞Ifでコンプレックスセンテンスを作っています。関係代名詞whoなど使って基本的な文法の理解をアピールします。it isもit’sとつなげず2語に分けて書きます) I believe that developed nations should accept immigration from other countries because of to deal with aging society, to help refugees and to develop their multi-cultural society.(これがメインアイデア。このエッセイで言いたいことはコレ。この主張に説得力を持たせるために今から具体例を示していきます)

<第2パラグラフ:ボディその1>
First(転換語。ボディに話しを移します), it is inevitable for some countries to become a serious aging society in the close future, such as for Japan, for China and so on.(to deal with aging societyを言い換えてます。it for to構文は中学1年で習いますが、シンプルでとても使いやすい構文の一つです。またsuch as, for example, for instanceの3つは例を挙げるときの定番の表現) They need young workers to sustain their society economically so they have no choice but to rely on immigration.(ここはsoでつなげてコンパウンドセンテンスを作ってます。後半はhave no choice but to~構文)

<第3パラグラフ:ボディその2>
Second(パラグラフの移りかわりは転換語を忘れないようにして), developed countries have a responsibility to help the people who do not have the safe place to live and are suffering from the danger of death.(今度はto help refugeesの言い換え) In the past 10 years, the number of refugees in Europe has been dramatically increased so we cannot ignore that problem while it is happening far from Japan.(dramaticallyなど副詞を効果的に使うと文章が面白くなりますし、語彙力をアピールできます)

<第4パラグラフ:ボディその3>
Finally(転換語), the third reason why developed countries have to encourage immigration is to be more multi-cultural society.(to develop their multi-cultural societyの言い換え) For instance, Justin Trudeau, Canadian Prime Minister often says that “Diversity is our strength.”(さっきはsuch asを使ったので今度はfor instanceを使います。いろいろなパターンで書く方がいいです。ちなみに細かいことですが、文章の最後にクォーテーションがつくときはピリオドはクォーテーションの内側に書きます) The more multi-cultural developed nations become, the more complicated their society become.(the more 比較級構文) As a result(転換度), people will be starting to understand each other deeply and respect other culture. That is what we have to aim for the future like Canada.

<第5パラグラフ:結論>
In conclusion, to address aging society, to help the people who are eager to live safely and to get our society more multi-cultural, developed countries have to encourage immigration from other countries.(最後はメインアイデアと3つの理由をパラフレーズして話しを閉めます。もとになっている文章はトピックセンテンスです。)
—-
(280 words)

ちょっと書き過ぎですね。長くなり過ぎたと思ったので結論をさらっと終わらせてみました。本番では240 words以下に抑えました。

カナダは移民をとても積極的に受け入れている国。なので、自分にとってはとても書きやすいテーマでした。

まとめ

いかがでしたか?

正直「英語でエッセイを書く」というテーマが大きすぎて、話しが全然まとまっていない気がしますが…カナダの大学で教わったこと、普段私がエッセイを書く上で気を付けていることをとにかく挙げてみました。

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