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雑記

DCIのチームに入るには?ブルーデビルスの入団方法を調べてみた

投稿日:2017年12月26日 更新日:

こんにちは、トロントでWebデベロッパーとして働いているハリーです。

実はDCI(ドラムコーインターナショナル)というアメリカのマーチングのファンだったりします。Youtubeの動画でもあんなに感動するということは、生だとどれだけ迫力があることか…いつか現地に見に行きたいと思ってます。

ふと、どうやったらマーチングバンドの最高峰、DCIで日本人がプレイできるのかについて気になったので調べてみました。

DCIについて

Drum Corp International(ドラムコーインターナショナル)の略。ドラムコーというのはdrum and bugle corpsのことで日本でいう鼓笛隊、マーチングのこと。

全米で合計24チーム(World Class)、21歳以下のメンバーで構成されています。毎年8月に大会が開催されます。

その目的は”…to provide a life changing experience for youth through the art of marching music performance.”「マーチング音楽を通して若者に人生を変えるような経験の場となること」

日本の高校生の中には「将来は絶対自分もDCIでプレイしたい!」と考えている人も少なくないと思います。

ではどうやったら日本人がDCIでプレイできるのでしょうか?

アメリカ長期滞在に必要なもの

アメリカ滞在で必要になるものについて考えてみます。

パスポート

まず必要なのはパスポート。日本政府が発行するもので、海外に渡航する人の身分を証明する身分証明書のことです。

海外に行くのに必ず必要になります。

ビザ

アメリカの場合、90日以内の滞在では必要ありませんが、長期で滞在するにはパスポートの他にビザが必要になります。

ビザというのは、入国許可申請に必要となる書類のこと。パスポートが自国発行されるのに対して、ビザは滞在国(アメリカ)が発行します。

空港などで入国審査の際に提出することになります。日本を出国するまでに手に入れる必要があるので、大使館や領事館で取得します。

観光ビザ、就業ビザ、留学ビザなどいろいろな種類があります。

ESTA

ESTAは2009年1月12日からは事またオンラインの渡航認証システムです。

ビザ免除で入国する場合、事前にオンラインで認証を受けなければなりません。長期滞在の場合は必要ありません。

長期滞在する方法

前述したとおり、アメリカに長期滞在するにはビザが必要になります。これがひとつのネックになります。

例えば、あのblastで有名な打楽器奏者の石川直さんは、中学生の頃、お父様の転勤でアメリカへ移住されています。テネシー大学在学中にCavaliers (キャバリアーズ)に入団されています。

日本に住んでいる多くの日本人にとっては「アメリカに移住すること」そのものが大きなハードルなわけですからラッキーな人ですよね。

ではそんなラッキーに恵まれない人はどうやって渡航すればいいのでしょうか?

ビザの種類

日本の高校生にとって、一番現実的なのは留学生用のF-1ビザではないでしょうか?

「DCIでプレイしたいからビザください」と言ってももらえないので、別の目的(例えば勉学)で滞在する。で、DCIのオーディションを受けて入団して、学業と両立させながら続ける…

想像しただけで超絶ハードな生活ですけどね。

オーディションを受ける

オーディションのカテゴリーは全部で5つ

Brass(ブラス)
Battery(バッテリー)
Front Ensemble(フロントアンサンブル)
Color Guard(カラーガード)
Drum Major(ドラムメジャー)

日本のマーチングは、吹奏楽で使用する楽器を使う学校が多いですが、残念ながら木管楽器はチャンスがありません。

オーディションは、現地で受けるタイプと撮影したビデオを送るタイプの2種類存在します。

現地オーディション

Blue Devilsを例にあげます。

カラーガード、フロントアンサンブルに関しては年に1回、バッテリーは年に2回、ブラスは年に4回、いずれも11月から12月にかけて開かれます。

オーディションの内容は公式HPの登録フォームを済ませると、ダウンロードできるようになっているようです。

2018年のオーディションの募集要項はこちらからどうぞ

参加費が$150かかるようです。

ビデオオーディション

現地オーディションに参加できない場合、ビデオで参加することができます。

こちらも参加費が$150かかります。

ビデオオーディションの注意点はこちら

プログラム料

おめでとうございます!

合格すると、プログラム料として$3500必要になります。2017年12月現在のレートでおよそ40万円。

ユニフォームやリハーサル、キャンプツアーなどに使われるようです

チーム本拠地に住む

入団後はチームの本拠地に住むことになります。

例えばブルーデビルスの本拠地はカリフォルニア州のコンコードです。

オーディション合格後、1~4月は合計12日間の練習に参加するだけなので地方や国外から通う人も多いようですが、5月以降はほぼ毎日練習があるのでコンコードに住む必要があります。

移住してくるメンバー同士でルームシェアやハウスシェアをする人も多いようです。

2018年のDCI World Championshipsは8月11日。スケジュールを見てみると、5月後半から8月にかけてはほぼ休みなしで練習です…。(考えてみるとたった3か月の練習であの出来栄えなんてすごいですね…)

メンバーの多くは学生でしょうから、学生生活に合わせてこのようなスケジュールが組まれているものと思われます。

ただし、5月に入っても学校がある生徒についてはその限りではないようです。「その場合は学業を優先してね!心配しないで!」みたいなことが公式HPに書いてあります。

くわしくはこちら

地方に住んだり国外から通う場合は相当お金がかかるでしょうね。月一ペースで飛行機でカリフォルニアに来て、そのあとは約3か月間こちらへ移住。シーズンが終わったら戻る…

DCIに興味がある高校生が今やるべきこと

ご両親と話し合う

学校に通う場合は学費、飛行機代、現地の生活費、プログラム料、海外保険と、これまで見てきたようにDCIでプレイするためにはものっすごいお金がかかりますご両親の金銭的協力なしに果たせません。

「できれば子供には、自宅から地元の国公立大学に通ってくれれば…」なんて思っているご両親は学費のたくわえもそんなにないでしょうから、どんなに本人に実力があっても厳しい気もします…・

英語

DCIでプレイしたい高校生が今やるべきこと、それは英語です。

英語ができないとチームでプレイできません。例え受験英語ができても、音楽的な表現を知らなければ練習にはついていけません(これは実際カナダでピアノのレッスンを受けていて実感しました)。例えば「ト音記号」って英語で言えますか?

各チームの練習の様子はYoutubeで観れるので、指示が聞き取れるかどうか、メンバーの言っていることが分かるかチェックしてみるといいです。

アメリカの大学に入学を考えている人はTOEFL対策(TOEICじゃないよ!)をする必要もあります。アメリカの大学入学時に英語力の判定に使われる試験ですから、当然難しいです。でもこれができないと始まらない。

懸念

最後に1つ考えておきたいことがあります。

18歳、高校を卒業した年齢の人は将来のことを考えなければいけません。例えば将来どういう職業を選んでどのように生活していくかを決めて、その目標に向かって進むわけです。

18歳というのは人生においてそういう年齢です。

DCIでマーチングがやりたいという気持ちが強いのは理解できます。でも夢が叶って、それが終わったあとはどうしますか?

例えば21歳で日本に帰ってきたとき、同じ年の大学生たちは国家試験を受けたり、就職活動を始めていたり、これからの人生に向けて準備が進んでいることでしょう。

たしかにアメリカの大学に行かなくてもDCIではプレイできますよ。だけどマーチングをやることだけを目標に渡米して、それが終わったあと何が残るのでしょうか。

現地のアメリカ人のメンバーはほとんどが大学生です。多くがその後、自分の専攻する分野で仕事を決めて社会に出ていくことでしょう。

ご両親の多大な援助をもらって行くわけですから、将来を見越して行動を起こすべきです。「やりたいからやらせて」、だけですむ年齢ではないと思います。

DCIというと夢があっていいのですが、なんとなくそういう人が多そうだなと思ったので…。

最後に

日本の高校のマーチングも上手ですから、たくさんの日本人がDCIで活躍してくれると嬉しいです!

ファイト!







-雑記
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執筆者:


  1. Greenly より:

    dciを目指す若者にとって厳しくも温かいメッセージのこもった内容だと思いました。上記内容のように、私は部活で燃え尽きて、先を見ていなかったので路頭に迷った1人です。
    BlueDevilは圧巻だと思います。でも私はBluecoatsのファンになりました。ファン歴2週間です。

    • Harry より:

      コメントありがとうございます!
      私は全然偉そうなこと言えるような立場ではないのですが…DCIに限った話ではなくて、勢いで海外にやって来たはいいものの、泣く泣く日本に帰る人々をけっこう見てきたので…。
      Bluecoatsですか! DCIはチーム毎のカラーがはっきりしていて本当に観てて面白いですよね!

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